Author Archives: muromachilab

メタンハイドレートの燃焼動画をYouTubeにアップしました!

メタンハイドレートの燃焼デモ動画をYouTubeにアップロードしました。

メタンハイドレートは水とメタンの混合物なので、火を近づけるとハイドレートからメタンが出てきて燃焼します。水は燃えずに残ります。

このデモ動画では、液体窒素(-196 ℃)から取り出した冷たいメタンハイドレートを使っているので、水は燃焼後に氷になっています。

液体窒素温度(-196 ℃)ではメタンハイドレートは安定で、長期間保管できます。自己保存効果という不思議な現象を利用すると1気圧でも-20 ℃程度の温度で数か月ほとんど分解せずに保存することができます。これを利用するとLNG(-160 ℃)よりも温和な温度で天然ガスを輸送することができます。

Science Advances誌掲載論文について国際プレスリリースを行いました!

Science Advances誌掲載論文に関するプレスリリースをEurekaAlert!に掲載しました!EurekaAlert!は、Science誌を運営するAmerican Association for the Advancement of Science (AAAS)社のサイエンスポータルです。

・国際プレスリリース
Elusive predicted water structure created in | EurekAlert!

・日本語版
ハイドレートの最後の基本構造を発見 | EurekAlert!

Science Advances誌掲載論文についてプレスリリースを行いました!

Science Advances誌に掲載された論文について、横浜国立大学と産業技術総合研究所の共同プレスリリースを行いました。

・産業技術総合研究所プレスリリース
産総研:ハイドレートの最後の基本構造を発見 (aist.go.jp)

・横浜国立大学プレスリリース
プレスリリース一覧 – 大学案内 – 横浜国立大学 (ynu.ac.jp)

研究成果がScience Advances誌に掲載されました!

研究成果がScience Advances誌に掲載されました。

Discovery of the final primitive Frank-Kasper phase of clathrate hydrates | Science Advances
(オープンアクセス)

本論文では、ハイドレートの最後の基本構造の発見について報告しています。
ハイドレートの基本構造にはCS-I(構造I)、CS-II(構造II)、HS-Iがありますが、このうちHS-Iは幾何学的に配置可能であるということは示されていましたが、実際に安定なものを創り出すことはできていませんでした。
今回構造中に取り込むゲスト(イオン)の分子構造を工夫することで、HS-I構造を安定的に作り出すことに成功しました。
これでハイドレートの3つの基本構造のすべてを作ることができるようになり、今後の応用技術開発の進展が期待されます。