Become a member / 配属希望の方へ

室町研究室は2024年4月に誕生したばかりです。研究室において研究はメンバー共通の軸ですが、研究室の文化の一つに過ぎません。配属される皆さんと一緒に新しい研究室の形を作っていきたいと思います。

多くの皆さんにとって研究室は学生生活の最後の期間を過ごす場所になるでしょう。つまり、これから社会に出て活躍するための準備をする場所です。自分のやりたいことに自分のやり方で挑める最後の機会になるかもしれません。興味を持ったことに思いっきり取り組んでください!

・大学の研究室での研究とは?
研究室配属といってもどういうものなのかピンとこない人も多いと思います。サークルや部活動選びとは似ているようで違います。
以前に私は国立の研究所に勤めていました。その名の通り研究所では研究が仕事です。そこではプロの研究者として社会課題や科学技術開発に取組んでいました。
では大学での研究とは何でしょうか?大学は教育機関であると同時に研究機関でもあります。学生を育てつつプロの研究者として最先端の科学技術の研究開発に取組み、前進させることが使命です。それを担う最小単位が研究室です。
つまり、研究室への配属は、プロフェッショナルな研究現場でのインターンシップと捉えてください。そしてそこで得られるスキルは、企業等での研究開発に限らず将来あらゆる場面で活用できるものとなります。

・研究室での生活、方針
コアタイムを設定するつもりはありません。これは、「毎日来なくても良い」、「研究室にいるのは短時間で良い」というメッセージではありません。卒業研究や修士・博士論文という目的に向かって、皆さん自身で自分の生活を管理し、ペース配分して進めてほしいというメッセージです。むしろコアタイムが設定されているよりも皆さんの能動的な行動が必要になるかもしれません。皆さんが社会に出たら任された仕事を自分で考えてこなしていかなくてはなりません。そのための練習と捉えても良いでしょう。

皆さんのバイオリズムに合わせて毎日研究室に来て指導教員やメンバーとインタラクションしながら研究に取り組み、自身の能力を磨いてください。しっかりと取り組むと自分の名前で国際誌に論文発表する(歴史に名を残す)機会が必ず得られます。論文にまとめることで世界レベルで要求されるクオリティに応える力や、科学技術の国際的なディスカッションの能力や感覚が身に付き、研究者、技術者として大いに成長することができます。

・研究室ミーティング
毎週研究の進捗状況報告を行ってもらいます。毎週素晴らしい成果を期待しているということではありません。
研究をうまく進めるためにはディスカッションによる細かな軌道修正が必要です。短い間隔でミーティングを行うことで、皆さんの限られた大学生活の中で得られる成果を最大化したいと思っています。
また、プレゼンの機会が増えますので、人に分かりやすく伝えるスキルが身に着きます。他の研究室メンバーの発表では質疑応答もしてもらいますので、専門知識の獲得だけでなく、ロジカルシンキング、クリティカルシンキングの演習になります。

・輪講
輪講とは、英語の教科書や論文を皆で読んで勉強することです。毎週1コマ、テーマを決めて読み進めていきます。研究テーマに関する専門的な知識を身に着けることに加え、科学技術に関する英語を習得することを目的としています。

・学会や外部連携等
国内外の学会や研究会等に参加し、自身の研究の社会的な意義を学んでもらいます。他大学の学生との交流もできますので、インタラクションを楽しんでください。産業技術総合研究所など外部の研究機関と連携して研究を行う機会もあります。
主に次の学会に参加しています。
日本エネルギー学会、化学工学会、日本熱物性学会、熱工学コンファレンス、等々


・イベント
当研究室ではメンバー同士、あるいは外部の共同研究先等も含めたコミュニケーションを重視しています。そのため飲み会等は定期的に行いますが、目的はコミュニケーションですのでアルコールは飲まなくて全く構いません。

研究室には色々なバックグラウンドを持った人が集まります。研究という目的は一致していますが、お互いに個性も異なりコミュニケーションがうまくいかない部分もあるかもしれません。一方で、皆さんが社会に出たらさらに共通点が少ない人々と暮らしていくことになります。研究室メンバー全員で定期的に集まることで多様性を認め合い、社会で共生していく感覚を養ってください。

その他、レクリエーションや研究室旅行などのイベントはこれから形作っていくことになります。研究室メンバーで一緒に考えていきましょう!

高校、高専、他大学からの進学や社会人課程を希望される方へ

まずはお気軽にご連絡ください。研究室見学も歓迎します。
学部入学からのルートは次の通りです。

・学部で理工学部化学・生命系学科に入学
 ⇒2年次に化学応用EPに配属
 ⇒3年秋学期で研究室を選択
・大学院で理工学府化学・生命系理工学専攻 化学応用・バイオユニットを選択

入試情報はこちらから:横浜国立大学入試情報HP

How to apply from Outside Japan

Entrance examinations for the master’s program in Graduate School of Engineering Science of YNU are held in August. Applications are typically accepted from May to June including Eligibility Assessment.

For information about the doctoral program or other inquiries, please contact us directly.

Please also visit the official web site:
Graduate School of Engineering Science & Faculty of Engineering, Yokohama National University